Epilogue::商社マンの考える「正しいブログとは?」(BLOG SUCKS!)

今回のエントリ群に関しては、持ちネタ大放出という意味もあるが、実はブログの正しいあり方を問う、非常にマジメな実験の意味もあったのでした。いやホントに正味の話。

ブログを何のために、また誰に向けて書いているかというのは、ブロガー達の悩みの種のひとつだろう。少なくとも私にとってはそうだ。Prologueにも書いているが、検索エンジンからこのブログに辿り着く人の検索ワードのほとんどが「商社マン」或いは「商社」である。稀に「楽天XML」だの「XML_Unserializer」だの技術的な用語で辿り着く人もいるようだ。で、基本的には、検索エンジンよりもMixiGreeからやってくる人の方が多い。こういう人は即ち、友人か或いはその又友人なわけで、私自身のことを知っている可能性が高い。もしこういう人に向けて記事を書くのであれば、評論家ぶった気取った文章よりも、身近なバカネタ・近況報告などの方がよいのだろう。それこそブログのタイトルも「TEDDY-Gの愉快な日常」かなんかにしてしまって、Google Desktopがサーバを落とした話だの、新橋で2時間半行列した話だの、アメリカで変な日本食食った話だの、娘が可愛くてしょうがない話だのを書けばよい。実際、そういうネタには困らないし、書くのも楽チン、読む方だって楽しかろう。ひょっとしたら「商社マン」で検索してきた人だって、わけのわからん御託を並べ立てられるよりは、自分の知らない世界・業界の人間の日常に振れられる方が満足感は高いかもしれない。

しかし、である。それではわざわざココログ/Typepadを使う必要はない。TypepadMovable Typeを使う意味、それは”Track Back”の活用に他ならない。正しいTrack Backとは、和歌で言う本歌取りであり、Hip Hopで言うSamplingである。元ネタを下敷きにしながらも、新たなテイストを加えることでオリジナル以上のモノを作る。こうした意見の交換・議論の深化こそがブログの真骨頂であり、新聞や雑誌やTVと異なる新たなメディアたる所以なのである。

というわけで、今回の連作は、最も単純な「連想」という方法で「ブログっぽさ」を演出したつもりだ。本来であれば全てリンクはTrack Backで繋がれるべきであるが、誘導しやすいように敢えて単純なHyper Linkの形式にした。実際のTrack Backによる「本歌取り」の例としては弊ブログからは下記のエントリあたりが秀逸かと思う。Track Backに反応してくれた地獄変OOさん、Digital Valueさんに感謝する。

地獄変OO「いつの間にか楽天でもWebサービス開始」
TEDDY-G「楽天XML」
地獄変OO「WEBサービスという言葉について」

Digital Value「Bidders Web Service (ビッダーズWEBサービス)」
TEDDY-G「商社マンとビッダーズWS その2」
Digital Value「本来の意味でのWEBサービス part.1」
 「本来の意味でのWEBサービス part.2」


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