商社マンの考える「商社とは?」#2のオマケ

前回のエントリは2001年頃の私の意見である。エントリ中で述べた通り、当時と変わりのないところもあれば、今は多少考えが変わっている部分もある。そして何よりかなり青臭い。というか書生くさい。
それでもなお敢えて今更公開した理由は、ひとつには以前との比較で今の考えを説明する為である。そしてもうひとつの理由は、はてなの伊藤氏(id:naoya)の次の言葉に触発されたからである。

僕は、真に参入障壁と呼べるものというのは、たとえその情報が開示されたとしてもそう簡単に真似できるものではなかったり、真似したからといってうまくいくものでもない、という事なんだろうと思っています。
Hatena::Diary::Naoya - 「隠さなくていいものは隠したってしょうがない」
まさにはてなは前回私が述べた「コンサルティングファーム型」を実現していると言えるだろう。
さらに、このエントリでは触れられていないが、はてなのHack公開に触発されたGeeksが、新たなHackを開発し、それはやがてはてなに還元されていくだろう。WWWやOpen Sourceの世界を支える知的共産主義の恩恵を受けて、はてなはますます「おもろいナニカ」のサービスをリリースしていけるわけです。
奇しくも昨日から再び大々的なニュースになっているDPF問題のエントリで触れたとおり、そもそも隠すこと自体が難しくなりつつあるこの時代に、我々商社マンが目指すべきビジネスもこうあるべきではないか。
そんなことをぼんやり妄想しています。